使用済切手でも売ることはできる!

珍しい切手や絵柄が気に入っている切手などは、封筒やはがきに使用されていても残しておきたいと思う方は多いのではないでしょうか?
使用済切手は基本的に金券ショップなどでは取り扱っておらず、売ることは難しいです。

ただ、切手買取り店やネットオークションでは使用切手や消印が付いている切手であっても売れる可能性があります。
なぜ、使用済切手でも値段が付くのでしょうか?

理由は2つ挙げられます。

まず1つ目に挙げられるのが、切手の種類そのものが希少で価値が高いことです。
切手は元々の発行枚数が少なかったり、日本ではなかなか手に入らなかったりする種類になると、希少性が増し高値で取引されやすくなります。

コレクターは自分が持っていないものはもちろん、他人が持っていないような希少性の高いものを集めたいと考える方が多いです。
そのため、例え使用済切手でも手に入れたいと考える人が多く、需要があるため高値が付きやすくなっています。

2つ目は、消印に価値を見出しているコレクターも多いという点です。
切手コレクターの中には種類だけでなく、消印にも注目している人がいます。

消印が押された場所や日付が特徴的だった場合、より高値になりやすいでしょう。
このような理由から、使用済切手でも売ることはもちろん、高値も期待できます。

使用済でも高値が期待できる切手の種類

使用済であっても高値が期待できる切手は限られています。
今回はその中のいくつかをご紹介していきましょう。

・見返り美人

見返り美人は菱川師宣が描いた作品で、切手には何度も採用されている程の人気が高い絵柄です。
見返り美人の切手が全て高値で取引されているわけではなく、最も古い1948年版にプレミアが付いています。

1991年に発行された復刻版はカラーになっていますが、特別プレミアが付いているわけではないため、使用済だと高値が付かない場合もあるので注意しましょう。

・第5回国民体育大会記念切手

第5回国民体育大会記念切手は競技の絵柄が描かれた全4種の切手になります。
4種は100万枚ずつしか発行されていないこともあり、高値が付きやすい切手の一つです。

国体の記念切手は毎年発行されていますが、中でも第5回は価値が最も高いため、第5回の使用済切手がないか探してみましょう。

・赤猿切手

赤猿は中国で発行されていた切手で、場合によっては1枚10万円以上の価値が付くこともあるプレミア切手です。
これ程のプレミアが付いているのは、日本でもなかなか手に入らない外国切手であると同時に、中国で初めて発行された年賀切手であることが希少性を高めています。

なおかつ赤猿切手が発行された当時は文化大革命の時代だったこともあり、切手収集が禁止されていて中国市場でも出回ることはありませんでした。
そのため赤猿切手には現在大きなプレミア価値が付けられています。

消印付きでも高値が期待できる条件

消印付きの切手でも高値で取引されることがありますが、高値になる場合とならない場合があります。
どういった条件なら消印付きでも高値になるのでしょう?

・特殊な消印が付けられている

消印にも種類があり、希少性の高い消印は価値が高まります。
例えば、記念行事の際や切手趣味週間などの特別な期間のみに押される「特殊通信日付印」や、全国切手展などそれほど大きな行事ではない時に使用される「小型記念日付印」、名所が描かれた特別な日付印である「風景入通信日付印」などが挙げられます。

・価値が上がる日付

普通の消印でも、日付によって高い価値が付けられることもあります。
特に高値が期待できるのは、1872年(明治5年)より前の消印です。
現在、明治5年以前の実消印が押されている切手はほとんど現存しておらず、コレクターにとっても幻の消印と呼ばれています。

また、消印の日付が押された切手の発行日と同じだった場合、初日印と言われて高値が付きやすくなります。