黄山風景シリーズの買取り相場はオークションではいくらなの?
1963年に発行された黄山風景シリーズを売るのなら、まずは買取り相場を知っておきましょう。
この切手は図柄が全部で16種類あり、中でも評価額の高い切手を調べてみます。
※参考文献:外国切手カタログ 新中国切手2019
※単位は円
- 石筍峰(額面20分)…8,800
- 石候観海(額面22分)…8,800
- 獅子の林(額面30分)…18,000
- 蓬莱の三つの島(額面50分)…18,000
- 16種完…109,200
最も高い評価額は16種類の中で額面の高い「蓬莱の三つの島」でした。
額面8分の切手でも評価額が3,200円とシリーズの中では低い傾向にありますが、16種全て揃っていると切手の価値も上がります。
続いて、ネットオークションで売るケースを見てみましょう。
最高値は16種完の銘版記号番号付で 173,000円で売ることができています。
逆に最安値は石猴観海の使用済みで70円で取引されています。
もちろんこれらの数字は目安です。
黄山風景シリーズを高く売るのなら専門知識豊富な鑑定士のいる切手買取り店にみてもらうのがおすすめです。
無料で査定してくれるので、買取り額に満足なら売ることを本格的に検討してみましょう。
黄山風景シリーズの特徴を徹底解説
黄山風景シリーズは中国切手の中でも人気を誇る切手です。
1963年に発行された切手で、中国・安徽省にある「黄山」を題材にしています。
黄山とは中国の景勝地の一つで、幻想的な山々に独特な雰囲気が放たれます。
まるで昔話に出てくる仙人が住んでいるかのような異空間な景色を見に、海外から訪れる方もたくさんいらっしゃいます。
また、黄山は風景のみならず、そこに行き着くまでの道中が美しいことでも知られています。
ユニークな形をした松や四季折々の花々なども切手の図柄に印刷されています。
黄山風景シリーズの額面は以下を参考にしてください。
※単位は分
- 玉屏峰…4
- 迎客松…4
- 後海松石…4
- 清涼台…4
- 天都を望む…8
- 剪刀峰…8
- 万松林…8
- 夢筆生花…8
- 蓮花峰…10
- 西海からの雲海…10
- 黄山の老松…10
- 東海からの雲海…10
- 石筍峰……20
- 石候観海…22
- 獅子の林…30
- 蓬莱の三つの島…50
黄山風景シリーズに採用された「黄山」は、昔から「黄山を見ずして山を見たというなかれ」と称えられており、数多くの文人が訪れたと言われています。
漢詩や水墨山水画にも取り上げられ世界遺産の一つとしても有名です。
切手の発行枚数は明確になっていませんが、1966年以降に行われた文化大革命の際に切手収集禁止の影響を受け、大半が失われてしまいました。
そういった意味でも、さらに黄山風景シリーズへの希少価値が高まってきていると言えるでしょう。
黄山風景シリーズを高値で売るコツ
黄山風景シリーズを高く売るのなら、まずは、切手の状態を確認してみてください。
保管状態が悪いとどんなに価値のある切手でも評価額が下がってしまいます。
日差しや湿気の影響を受けやすい場所を避け、切手専用ファイルに入れておくなど正しい保管方法で収納しておくことをおすすめします。
また、黄山風景シリーズはバラで売るよりもまとめ売りした方が高値がつきやすいです。
16種類全て揃った状態で買取りしてもらえば、さらに評価が上がるでしょう。
また、買い手選びも重要な要素です。
高値で売るのなら、深い知識を持っている切手買取り店に鑑定してもらいましょう。
参考:黄山風景シリーズを買取りしてくれるお店一覧
宅配査定や訪問による買い取りを行っているところも多いので非常に便利です。