切手趣味週間シリーズの買取り相場はいくらなの?

1947年から毎年発行されている切手趣味週間シリーズを売ることを考えているのなら、まずは買取り相場を知っておきましょう。
切手趣味週間は各切手ごとに相場が異なっています。
まず、日本切手カタログでの相場をいくつかピックアップしてご紹介していきます。(単位は円)

  • 1947年「山下白雨」の富士(葛飾北斎)普通切手5枚組み合わせの小型シート…約900
  • 1948 「見返り美人」(菱川師宣)5円…約15,000
  • 1949 「月に雁」(歌川広重)8円…約23,000
  • 1954 法隆寺観音菩薩像 10円の切手帳ペーン(10枚綴り)…約40,000

1947と1954に発行されたものは、小型シート及び切手帳ペーンであり、その状態での価値になります。

そのためバラになってしまうと多少価格は落ちてしまうと考えられますが、それでも1954発行のものなら高値が付きやすいです。

続いて、ネットオークションで売る場合を調べてみると、最高値は発行2週間後の消印のついた月に雁で175,000円で落札されています。
逆に最安値は、1円で消印付きのものが多数ありました。
もちろん、上記で紹介した価格はあくまでも目安にしか過ぎません。

切手趣味週間を高値で売るのなら、その真価が分かる切手買取り店にお任せするのが安心です。
無料で査定してくれるので、買取り額に満足なら売ることを検討してみましょう。

切手趣味週間シリーズの特徴を徹底解説

見返り美人

切手趣味週間とは、切手収集という健全な趣味を普及するため、当時通信や郵便を統括していた逓信省が設けたものです。
日本の郵政記念日である4月20日を含んでいる1週間が切手趣味週間となります。

現在、切手趣味週間は特殊切手に分類されていますが、発行初年となった1947は普通切手(第1次新昭和1円切手)を5枚組み合わせた小型シートでの発行でした。

しかしその翌年から記念切手へと移行し、1954の法隆寺観音菩薩像以外は全て記念切手として発行されています。

切手趣味週間は現在も発行されていますが、その中でも特に価値が高いと言われているのは、上記でもご紹介しているように1948年「見返り美人」(菱川師宣)5円切手と、1949年「月に雁」(歌川広重)8円切手です。
この2枚は他の切手と異なり、なぜ価値が付いているのでしょうか?

まず1948の見返り美人は、切手趣味週間の代表作としても知られており、当時としては珍しく縦67mm・横30mmにも及ぶ大型の切手でした。
元々取引高税の印紙を製造する際に用いていた穿孔機を活用し切手を製造していたため、大型になりました。
また、当時の切手で珍しく浮世絵が採用されており、その美しさから日本人だけではなく外国人からも人気を博したと言います。

見返り美人の切手を使って郵送すると、途中で盗まれてしまうという噂が出ていたとされており人気の高さが伺い知れます。

そもそも発行枚数自体150万枚とそれほど多くなかったため、現在高値が付いていると考えられます。

月に雁

月に雁が値上がりした理由は、見返り美人と同様に大型だったことと、芸術性の高い歌川広重の月に雁が採用されていることが挙げられます。

ただ、見返り美人切手と違う点として、こちらは最初売り切ることが難しいほど人気が出なかったそうです。

実はこの頃郵便料金が値上げされてしまい、切手収集が趣味な方でも買うことを躊躇してしまった方が多くいました。
そのため最初は売れなかったものの後に景気が戻っていく中で価値が上昇していったと言われています。

1949発行の月に雁がなかなか売れなかったためか、1950から切手趣味週間の予算が削減されてしまい1950~1953年までシリーズとしての記念切手は発行されていませんでした。

1954の切手趣味週間シリーズで発行されたものが普通切手の切手帳ペーンだったのは、オリジナルの記念切手だとコストがかかるため普通切手のデザインが採用されています。
このように、今では当たり前のように毎年発行されている切手趣味週間ですが、一時は廃止されそうになり再び復活を遂げたシリーズでもあります。

人気を博しているのはこうした背景も影響していると考えられるでしょう。

なお、見返り美人は同じシリーズにおいて1991年に郵便事業120週年を記念し復刻版が発行されました。

見返り美人 1991

また、別シリーズとなってしまいますが、郵便切手の歩みで1996年に発行されたものは見返り美人と月に雁のそれぞれ単色刷り・カラー印刷を併せて発行されています。

どれも同じ絵柄ですが、1991年の復刻版はカラー印刷となっており、郵便切手の歩みは見返り美人の単色刷りとカラー印刷、月に雁の単色刷りとカラー印刷で計4種類での発行となっています。

自身が持っているものが復刻版や郵便切手の歩みでないかどうか一度確認してみると良いでしょう。

切手趣味週間シリーズを高値で売るコツ

切手趣味週間シリーズを高値で売るためには、いくつかのコツがあります。
例えば、まとめて売るという方法です。
ネットオークションを例に言うと、切手趣味週間シリーズを落札価格の高い順で並べた時に、ほとんどがシートでの出品となっています。
これは単純に数が多いというだけでなく、シリーズをまとめて出品することで落札価格が上がっていると推測されます。

ネットオークションだけではなく切手買取り専門店でもバラだけを売るよりもシリーズやそれ以外の切手もまとめて査定に出した方がプラス査定になる可能性があります。
そのため、少しでも高値にしたい場合はまとめて売った方が良いでしょう。

また、切手の価値を決めるのに重要な「状態」にも気を付けるようにしましょう。

保管している時に裸のまま出しっぱなしにしていれば、経年劣化によって黄ばみが発生したり、目打ちが汚れてしまったりする場合があります。
同じ切手でも、綺麗な状態のものと汚れが目立つ状態のものとでは価値が異なってくるため保管方法には十分注意しましょう。

高値で売るのなら、切手の価値が十分に分かる鑑定士のいる切手買取り店に査定してもらうのがおすすめです。
訪問買取りや宅配による査定に応じてくれる所も多いので大変便利です。