国土緑化切手シリーズの買取り相場はどのくらいなの?

現在も発行が続く国土緑化切手シリーズを売るのなら、買取り相場をチェックしておきましょう。
国土緑化シリーズは種類が豊富にあり、日本切手カタログに記載された評価額もそれぞれ異なるので、いくつか厳選してご紹介します。
※単位は円
- 樹木(5・1949年)…未使用で2,000(バラ)、シート70,000
- 山口県(50・2012年)…未使用で1,100(10連刷シート)
- 鳥取県(50・2013年)…未使用で1,100(10連刷シート)
- 新潟県(520・2014年)…未使用で1,200(10連刷シート)
- 石川県(520・2015年)…未使用で1,200(10連刷シート)
- 長野県(520・2016年)…未使用で1,200(10連刷シート)
- 富山県(62・2017年)…未使用で1,300(10連刷シート)
シリーズの中で最も高い評価額となったのは、1949年に発行された樹木の図柄の5円切手です。
最初の国土緑化切手であるため、他の同シリーズ切手よりも高値になる傾向があります。
1965年発行の樹木と陽光(10円)の評価額は未使用で50円であり、それ以降の切手も額面に応じて50~130円の評価額でした。
比較的安値の切手は発行枚数が2000万枚以上となっており、それに比べて樹木の図柄は300万枚とかなり少なく、残存数が少ないことも高値の評価につながっています。
近年は県を象徴する植物を図柄にした10連刷シートが登場しており、それらは1シートで1000円台の相場です。
バラにすると価値が大きく下がる可能性が高いので、高く売るのなら10連刷シートの状態が望ましいでしょう。
ネットオークションで売るケースを見てみましょう。
最高値は評価額の高い樹木に図柄の8シートで97,700円で売る事ができています。
色あせやシミが目立つので状態は良好でないものの、まとめ売りだったために入札が殺到したと考えられます。
逆に最安値はバラ1枚の使用済みで1円でした。
国土緑化シリーズを高く売るのなら、切手に対する深い知識を持っている査定員のいる切手買取り店にみてもらうのがおすすめです。
こういったお店は無料査定してくれるので提示額に満足なら売る事を検討してみましょう。
国土緑化切手シリーズの特徴を徹底解説
国土緑化運動は、戦争で荒れた森林を元に戻そうと林野庁が推進した運動で、現在も国土緑化推進機構を通じて全国で取り組まれています。
このシリーズの切手は1948年に全国緑化の記念切手が発行され、翌年の1949年と1965年に国土緑化という名で発行されます。
そして、1971年以降は毎年各都道府県の自然をモチーフに切手が発行されるようになりました。
額面は5円や7円、10円、50円、60円、62円と時代と共に変わっており、買取り価格も額面や種類に応じて変動しています。
現在は10連刷シートで発行が続いていますが、1992年の福岡や2001年の山梨以降はふるさと切手の扱いとなっています。
国土緑化切手シリーズを高値で売るコツ
国土緑化切手シリーズは種類によって買取り価格は変動しますが、良好な状態で売ることが高値になるコツです。
切手は湿気や日差しの影響でシワや色あせなどが起きやすく、保護せずに保管しておくと汚れが付着してしまう可能性があります。
良好な状態を保つためにアルバムなどに入れて、直射日光や湿気の影響を受けにくい場所で保管しましょう。
また、シート状のものはバラさず、そのままの方が高く売れます。
国土緑化切手シリーズを売るのなら、切手への知識を持っている査定員のいる切手買取り店が安心です。
宅配査定や訪問買取りに対応している所も多いのも大きな魅力です。